ゆずを使った調味料も手軽に手作りできることはご存じですか?さまざまな料理に合わせてゆずを楽しみましょう。
「塩ゆず」
きざんで汁ものや鍋物の薬味、ペーストにして和え物の調味料にも。
【つくりやすい分量】 ゆず:2個(約240g) 塩:約24g(ゆずの重量の10%が目安)
【つくり方】 <1>ゆずはよく皮を洗い、8~10等分のくし形に切る。 <2>チャック付きビニール袋に<1>のゆず、塩を入れ、空気を抜くようにして袋をしっかり閉じ、袋の上から塩が全体になじむよう揉む。 <3>冷蔵庫で保存し、1日1回揉んで、1週間ほどおいてゆずがしんなりしたら出来上がり。
(保存の目安や注意点など) ・冷蔵庫で保存し、1ヵ月ほどで使い切りましょう。 ・長期保存したい場合は塩を15~20%程度にします。 ・袋から取り出す時はきれいな調理器具を使いましょう。
たとえば、こんなお料理に。
塩ゆずからあげ
一口大に切った鶏もも肉にペーストもしくは細かくきざんだ塩ゆずをまぶして下味に。 きざんだ塩ゆずを薬味でそえても美味。
白菜の塩ゆず和え
白菜を千切りにして、きざんだ塩ゆずと和えるだけ。 かぶや大根、きゅうりなどでも美味しく出来ます。
「ゆず胡椒」
鍋や汁もののアクセントに。刺身のわさびのかわりや、おでんの辛子のかわりにも。
【つくりやすい分量】 ゆず:4~5個(皮のみ約50g) 青唐辛子:10~12本(約50g) 塩:約10g(ゆず皮と青唐辛子を合わせた重量の10%が目安) ゆず果汁:大さじ1(約1個分)
【つくり方】 <1>白い部分がなるべく入らないようにして、ゆずの皮をおろし金ですりおろす。ゆず果汁を絞る。 <2>青唐辛子はヘタを切り落とし、包丁で細かく刻む。 ※青唐辛子は刺激が強いので、調理の際は換気をよくし、ビニール手袋やマスク、めがねを装着して。 素手で触るとひりひりするので注意! <3>ゆず皮、青唐辛子、塩、ゆず果汁をよく混ぜ、チャック付きビニール袋や煮沸した瓶にいれ、冷蔵庫で数日置いて味がなじんだら出来上がり。
(保存の目安や注意点など) ・冷蔵庫で2ヵ月、冷凍して半年のうちに使い切りましょう。 ・チャック付きビニール袋でシート状に広げ冷凍保存すれば、色よく保存、使用出来ます。 ・ゆず皮と青唐辛子は同量でつくれば、ゆずの風味がしっかり楽しめます。 ・長期保存にしたい場合は青唐辛子を増やし、塩の量を20%ぐらいにし、冷凍保存に。
たとえば、こんなお料理に。
ゆず香るポテトサラダ
ゆず胡椒を少々加えれば、大人好みのポテトサラダに。お酒のおつまみにもなります。
ゆず胡椒風味のTKG
たまごかけごはんも、ゆず胡椒をプラスするだけでごちそうに!
「ゆずみつ」
パンケーキのシロップに。紅茶に入れたり、炭酸水で割っても美味。
【つくりやすい分量】 ゆず:2個 はちみつ:適量(目安はひたひたに注ぐ。ゆずとはちみつは1:1の割合)
【つくり方】 <1>ゆずは輪切りにする。煮沸した保存瓶にゆずを詰め、はちみつをひたひたに。 <2>冷暗所に2、3日置いて、時々瓶をふって、ゆずがしんなりしたら出来上がり。
(保存の目安や注意点など) 開封後は冷蔵庫で保存。2週間のうちに使い切りましょう。
たとえば、こんなお料理に。
鶏手羽のゆずみつ煮
フライパンで鶏手羽を焼き、焼き色がついたら、醤油、酒、ゆずみつを加え、煮絡める。
ゆずハニーホットミルク
牛乳とゆずみつを小鍋で温め、ゆず輪切りをのせる。ゆずが香る乳酸菌飲料風ドリンクに。