二十四節気で、1年で一番、夜の長い日「冬至」が今年も12月21日(月)にやってきます。 この日、早朝から賑わうスポットの1つである東京・早稲田の「穴八幡宮」は、東京に住む草花木果スタッフも年に1度必ず訪れるスポット。 この日から「一陽来復(いちようらいふく)」と書かれたお守りをいただくことができます。毎年行われる「冬至祭」も、元禄時代から歳末の風物詩として知られているそう。 今日は、この「一陽来復」という言葉から、冬至のおしゃべりを始めます。
一陽来復は、冬至の別名。 始まる、ポジティブチェンジ!
日照時間が年で一番短い冬至ですが、「ここから日差しがどんどん戻ってくる」という意味合いから、冬の終わりと春の始まりを示しています。 そこから転じて、悪いことが終わり、いいことがスタートする日という意味もあるとか。「一陽来復」は冬至の別名とされていますが、このあたりに理由があるようです。 ちなみに、前述の穴八幡宮に伝わる「一陽来復御守」は、白い紙を丸めたような円筒状の立体的なお守りで、ちょっと他では見かけない形。 中にはお払いされた金柑(きんかん)と銀杏(ぎんなん)が入っているそうで、金柑の「金」、銀杏の「銀」=金銀が「一陽来復」、ということから金運や財運アップのお守りとして特に商売繁盛を願う人々が集まります。 金銀に不自由しないで、ちゃんと融通がついていく。商売人でなくとも、ぜひその恩恵にあやかりたい! ちなみに、穴八幡宮の一陽来復御守は冬至の日から頒布がはじまりますが、翌年の節分まではいただけます。 もちろん、ここ以外にも「一陽来復」のお守りをいただけるところはありますので、お近くで探してみてはいかがでしょうか? 無宗教ではありますが、草花木果スタッフもここ数年、毎年このお守りをいただいて、おかげさまで「融通がついた」暮らしを続けられております!(笑)
冬至→とうじ→湯治。 融通→ゆうずう→ゆず。
そして、この穴八幡宮でも、冬至の日にはゆずを売る出店が賑わいます。 冬至=湯治、融通(ゆうずう)→ゆず、というゴロ合わせから、この日にゆず湯に入ると「融通が利く」という願いも込められているとか。 血行を促進する働きを持つゆず精油成分の働きで、体を芯から温めることができます。銭湯ができた江戸時代から、ゆず湯に入る習慣が生まれたと言われますが、この日にゆず湯に入ることで「1年中風邪をひかない」とも言われていますね。 さらに、ちょうど冬至直後(日本では2020年12月22日)は、木星と土星が800年ぶりに最接近する日と言われていて、2つの天体が夜空で大接近して一直線に並び、まるで二重惑星のように見える可能性もあるとか。 なんだかロマンティック!どうやらすごいタイミングのようです。グレートコンジャンクションと呼ばれているそうで天文学だけでなく、占星術の世界などでもさまざまに話題になっています。 改めて、天体や自然からの恵みとしていただいている暮らしの知恵を、これからも上手に取り入れていきたいものです。 21日は、ゆず湯にゆっくりと入りながら2020年を振り返って、これからやりたいことをしっかりと見据える。自分らしくどう2021年を動くか、楽しみながら考えてみる。その意志を口に出してみる。そんな日にすることから、また新しい暮らしへ進む力が湧いてきそうですね。
ゆず湯の効果や、ゆず料理紹介など、 過去の記事も、ぜひご覧ください。
これまでも、草花木果は「ゆず」や「ゆず湯」の記事をいろいろ発信しています。 去年は忙しくてできなかったゆずの調味料づくりにチャレンジしてみたり、料理にゆずを取り入れたり。 どうぞこの季節ならではの暮らしを存分に味わってみてください。 冷え込む季節なので、どうぞお体、大切に!
2019.12.19 更新 ぽかぽか、リラックス。日本の知恵、冬至のゆず湯。 https://yomimono.sokamocka.com/yuzu1/
2019.12.25 更新 皮だけじゃない!まるごと楽しむゆずレシピ。 https://yomimono.sokamocka.com/yuzu2/
2020.01.16 更新 自家製のゆずの調味料も、チャレンジ! https://yomimono.sokamocka.com/yuzu3/
国産のゆずをまるごと配合。 乾燥に負けない肌を育む 「ゆずの恵み」シリーズ。
乾燥が気になる、顔・からだ・髪の保湿ケアにおすすめの2品。 国産オーガニックゆずから抽出した、天然香料100%の爽やかな香りとともに、乾燥により敏感になりがちな肌を、うるおいで包みこみ、乾いた空気や外的刺激から守ります。 (写真左) ゆずの恵み うるおいバリアクリーム (写真右) ゆずの恵み 美容オイル