3/2新発売の『オリーブの肌和み 整肌美容ミスト』。 この商品に欠かせない美容成分「富士山オリーブジュース」は、静岡県でオリーブ農園を営む西村やす子さん(株式会社クレアファーム)との出会いから始まり、 草花木果の品質へのこだわりと環境への想いからうまれました。今回は、商品開発の荒木が「富士山オリーブジュース」誕生までのストーリーをご紹介します。
西村さんと草花木果の出会いについて
荒木:西村さんとは、草花木果とおしゃべりに登場いただいたことがきっかけで出会いました。
「おいしくて美容と健康にも役立つ栄養たっぷりのオリーブを栽培して、静岡県を活性化したい」という想いからつくられた西村さんのオリーブ農園では、
ひとつひとつ手摘みで収穫した新鮮なオリーブからオリーブオイルを製造されており、それを「静岡産オリーブオイル」としてブランド化することで、静岡県の地域活性をリードされています。
その製造過程でオイルを搾った後に残る実・皮・種(残渣)は、栄養たっぷりなのに廃棄し続けるしかなく、西村さんは再活用の道を模索されていました。
〈明るい日差しを浴びて育った「富士山オリーブ」〉
静岡県日本平、富士山の⾒える豊かな農園は、風通りがよく、虫などの被害を受けにくいため、のびびとした栽培環境で、元気なオリーブがすくすく育ちます。
〈世界に認められたオリーブ〉
富士山オリーブからとれるオイルは、世界最大のオリーブオイルの品評会“NEW YORK OLIVE OIL COMPETITION”など国内外の品評会での受賞やミシュラン店での採用など、世界で認められています。
価値ある資源、オリーブの残渣を
再活用するために。
荒木:西村さんがオイルを搾った後に残る実・皮・種(残渣)の再活用の道を模索されている中、草花木果でも日本の自然の恵みを活かした化粧品原料を探していました。
SDGsなどの世界的な環境意識の高まりを見せる中、環境に配慮した製品づくりを通して、大切な自然環境を守り、地球への恩返しになるような活動をしていきたい、との考えから「オリーブの残渣から、新たな化粧品原料をつくれるのでは?」と、西村さん・草花木果の想いが一致、静岡県が推進するAOIプロジェクト※のご支援も受けて共同開発がスタートしました。
※「AOI(Agri Open Innovation)プロジェクト」は産業と学術の各分野が互いの技術を持ち寄り、農業に新たな価値を⽣み出すことを目的とした静岡県が推進するプロジェクトです。
肌にも、環境にもうれしい理想的な「富士山オリーブジュース」が完成。
荒木:私たちは、農園で一粒ずつ丹精込めて収穫された「富士山オリーブ」の残渣からオリーブ果汁を抽出し、それを美容成分として化粧品に配合できないかと考えました。
研究の結果、残渣から抽出されたオリーブ果汁には肌にうれしい栄養が豊富で、アミノ酸・ポリフェノール・ミネラルなど、健やかな素肌に導くうれしい美容成分が含まれていることが判明したのです。
私たちは、安全性や効果効能を測る機能試験などを経て、このオリーブ果汁からうまれたオリジナル原料「富士山オリーブジュース」を『オリーブの肌和み 整肌美容ミスト』に配合。
「富士山オリーブジュース」を美容成分として化粧品に配合したのは、なんと草花木果が日本で初めてなのです。
これからも、お肌はもちろん、
生産者や環境のことを考えた商品づくりを目指します。
荒木:「富士山オリーブジュース」は、西村さんのオリーブを育む豊かな自然を大切にしたいという気持ちと、日本の豊かな自然の力できれいをお手伝いする草花木果の想いがひとつになってうまれた、 特別な美容成分です。
また、配送中の衝撃から商品を守るためにどうしても必要となる化粧箱も、 サトウキビのしぼりかすを材質とした非木材紙(バガス紙)を採用しました。 草花木果では、これからも化粧品づくりを通して、未利⽤資源の有効利⽤による農家⽀援や地域活性への貢献などに繋げてまいります。
商品開発担当:荒木
『オリーブの肌和み』商品開発を担当。化粧品をつくるうえで大事にしていることは「使い心地と効果実感」、「使うことでHappyを生みだす商品をつくること」。
現在、2歳児の子育てに奮闘中。趣味は読書。好きな作家は宮部みゆき。
次の記事にて、「富士山オリーブジュース」を化粧品にバランスよく配合する上での苦労など、試作から完成までのエピソードをご紹介いたします。
→ 次の記事はこちら:Vol.3 完成までの道のり
→ 前回の記事はこちら:Vol.1 開発の原点
▼過去インタビュー記事はこちら
→ 女性脳で新しい活動を仕掛ける西村やす子さん。憧れです。
→ 忙しくても、健康的に、美しく。西村さんのアドバイス。