キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー。
この定番野菜、なんと親戚でした。

2021.02.12 更新

    冬の間、しっかりと葉の詰まった冬キャベツを炒めたり茹でたりして堪能させていただきましたが、そろそろ春キャベツが出回り始めます! 新しい季節とともに新しい味の到来です。
    巻きがゆるくふんわりとした春キャベツは柔らかくて、甘くて、みずみずしくて、生でいただくのにぴったり。
    考えてみれば、さっと頭に浮かぶだけでも、冬キャベツ、春キャベツ、高原キャベツ、紫キャベツ、芽キャベツ、ちりめんキャベツ、とその種類がたくさんありますが、気になって、その源を調べてみました。

    キャベツの野生種は、デザートとして食べられていたようです。

    キャベツを調べているうちに農林水産省のHPに行きついて、まず驚いたのが、キャベツの仲間にカリフラワーやブロッコリーも含まれていたということ。

    原種のキャベツは、1枚葉の葉キャベツで、一番その形に近いのが最近スーパーなどでもたまに見かけるケールのようです。
    紀元前600年頃にケルト人が栽培を始めたと言われるキャベツの野生種は、古代エジプトで薬用として甘く煮たデザートとして食べられていたらしいですが、今のような丸い球状になったのは約1,000年前とか。現在まで品種改良が進む中で、キャベツ方向と、ブロッコリー方向に分かれていったそうです。

    そう思って眺めていると、キャベツとブロッコリー、どこか似た雰囲気も感じてきます。親戚だったとは、驚きです。

    ちなみに、お菓子のシュークリームの「シュー」も、もともとフランス語で「キャベツ」を意味するとか。
    確かに、言われてみれば形の雰囲気が似ているような?! キャベツの周辺に、カリフラワーやブロッコリーだけでなく、シュークリームまでが登場して、びっくりです。

    薬用植物のキャベツは
    免疫力アップにも効果的。

    そもそも薬用だったキャベツは、実は今も立派な薬用植物。
    ビタミンUという胃腸の働きを助ける栄養素が特に豊富です。このビタミンUの別名キャベジン!誰もが一度は聞いたことのある、あのお薬の名前ですね。
    ビタミンUだけでなく、ビタミンCやビタミンK、カルシウムなども豊富で免疫力アップに効果的なので、今こそ旬の春キャベツをサラダで美味しくたくさんいただきたいですね(ビタミンは熱で壊れやすいので、生食がおすすめ。熱を加える際も、軽く炒める程度が良いそうです)。

    美味しいキャベツの選び方も調べてみると、冬キャベツはしっかりと葉が巻かれてどっしりと重いものがいいようですが、春キャベツは外側の巻きがふんわりしていて軽いものがいいとか。
    四季の変化を持つ日本だからこそ、同じ野菜でも季節ごとに違った美味しさと出会えるわけで。なんだかとても贅沢な気分です。

    植物の恵みをいただき続けるために。
    できることから、一歩を。

    キャベツ1つを考えてみても、地球が育ててくれる植物の恵みの素晴らしさをひしひしと感じます。草花木果も、この自然の恵みに感謝しながら、その恵みを守るための活動を活発化させています。

    たとえば、資源効率化もその一つ。通常は廃棄される、農作物を搾った後に残る実・皮・種などを化粧品原料として活用する取組みも始めました。資源の有効利用によって、農家支援や地域活性への貢献を目指していきます。
    皆さまからも、どうぞいろいろご意見をお寄せください。できることから、最大限に関わっていきたいと考えています!

    「日本の自然の力とうれしくなる。」を合言葉に生まれた、新商品にもご注目を。

    2021.3.2 発売
    オリーブの肌和み 整肌美容ミスト
    https://www.sokamocka.com/user_data/camp/2103olive/

    今回おしゃべりした方
    nouserさん