ゆずの恵み、クリーム誕生まで。〈vol.2 完成までの道のり〉

2020.11.17 更新

    12/1新発売の「ゆずの恵み うるおいバリアクリーム」。 乾燥や刺激に負けない「お守り」のようなクリームを目指し、こだわり抜いて完成したこの商品の試作から完成までの道のりを、商品開発担当・山口に、インタビューしました。

    ミネラル豊富な温泉水を、たっぷり肌に届けたい。
    そのために試行錯誤を重ねました。

    山口:肌を内側※1 からしっとりうるおしてくれる“ゆず湯”のようなイメージのクリームを目指して、温泉水を高配合することにこだわりました。
    ミネラル豊富なところが温泉水の魅力ですが、一方で他の配合成分との相性によってバランスを崩しやすく、処方を安定させることが困難だったのです。 試行錯誤を重ねた結果、原料として配合する水の100%を温泉水とすることができました。

    ※1 角層をさします。

    「関平温泉水」とは?

    鹿児島県霧島市にある関平温泉は昔から美肌の湯として知られてきた温泉。霧島山麗の自然の中で湧き出したその温泉水は、湿疹や切り傷の治療にも使われてきました。
    また、キメの細かさやうるおいを保ちバリア機能を高める、肌にとって大切な成分「セラミド」と「関平温泉水」との関係性も確認されました。


    山口:冬の厳しい乾燥、マスクによる摩擦、アルコール消毒による手あれなど、 肌にとって刺激が多い今こそ、ぜひ手に取っていただきたいクリームです。

    1年中心地よく使えるクリームであるために。
    試作を重ね、改良しました。

    山口:この商品の特徴となる“ゆずの香り”ですが、顔につけたときの心地よさを大切に、強すぎず、程よく香るよう調整しました。


    また、この商品の大きな特徴となる“保湿力”。長時間うるおいをキープできる保湿力と、伸びがよくベタつかないテクスチャーの両立に苦労しました。
    保湿力を優先すると、伸びがイマイチで重たいテクスチャーに。伸びのよさを優先すると、今度は保湿力不足に……。
    『高保湿と心地よいテクスチャー、何としても両方実現したい!』
    スタッフ数名に試作品のモニターをしてもらい、試作を重ねながら改良していきました。
    その結果、バターのように濃厚でありながら、伸びがよく肌にすーっと浸透※2する、理想的なテクスチャーが完成しました。

    ※2 角層まで

    肌にも、環境にもやさしくあるために。

    山口:昨今、国連で定められたSDGs(エス・ディー・ジーズ)など、世界的な環境意識の高まりを受けて、 プラスチックの使用量を減らすため、草花木果の商品で初めて「アルミ缶容器」を採用しました。 アルミ缶は、プラスチックと比べて廃棄した後のリサイクル効率が良いとされています。 クリームを使い終わった後も、アクセサリーや文房具などの小物入れとして使えるよう、裏面のシールを剥がしやすい素材にして、かわいいデザインに仕上げました。
    また、配送中の衝撃から商品を守るためにどうしても必要となる化粧箱も、 サトウキビのしぼりかすを材質とした非木材紙(バガス紙)を採用し、植物油インクで印刷しました。
    なお、今後は他の商品についてもバガス紙・植物油インクに切り替えていく予定です。

    おうちでも、外出先でも。
    お肌の「お守り」として、ぜひお使いください。

    山口:何度も繰り返す過度な乾燥にお悩みの方や、外出先で肌がカサカサするときも、いつでも使えるお肌の「お守り」アイテムとして、使っていただけたらうれしいです。 お顔をはじめ、手指や唇、髪にもお使いいただき、保湿はもちろん、心地よいテクスチャーとゆずの香りでリラックスしていただけたらと思います。
    使い続けることで肌のバリア機能をととのえて、乾燥や刺激に負けない肌づくりをお手伝いできたらと思っております。


    1缶に草花木果の想いとこだわりがぎゅーっと詰まった「ゆずの恵み うるおいバリアクリーム」。
    12/1の発売を楽しみにお待ちください!


    商品開発担当:山口
    ゆずの恵み シリーズの商品開発を担当。
    化粧品をつくるうえで大事にしていることは「香り」「使うときに楽しくなるようなパッケージデザイン」。趣味は写真。


    次の記事では、いち早く商品をご使用いただいたお客さまのお声をご紹介します。
    → 次の記事はこちら:vol.3 お客さまのお声をご紹介

    今回おしゃべりした方
    nouserさん