運動の秋、
ベロトレを始めよう。

2020.10.07 更新

    運動不足が気になる日々。実はこんなところもトレーニングが必要だったのか!と気が付かせてもらったのが、みらいクリニック院長の今井先生が書かれた「舌(べろ)トレ」という本。
    なんと、舌は約200グラムもあるそうで、それはリンゴ約1個分、分厚いステーキ1枚分にも相当するとか。これを鍛えずにいると…ダラーンと垂れ下がった落ちベロとなり、さまざまな不調の要因となるそう。怖い! 今回は、鍛えるべきベロのおしゃべりをしましょう。

    まずは、「ベロポジ」チェック。

    鏡を見たり洋服を着るときに、「あ、お尻が垂れてきてる!」「パンツが入らない。太ったかな」「お腹ぽっこり…」と体は日々チェックすることができますが、ベロについては口内炎でも出来ない限りまじまじと考えることはなかった…という方がほとんどでは。
    「舌トレ」の著者/今井先生によれば、ベロにも正しいポジションがあるようで…
    口を閉じた状態で、ベロがどこにあるかをまずチェックしてみましょう。

    おしゃべりスタッフTは…「B!」。
    でも…残念でした…。舌があるべき正解の場所は「A」。
    「B」「C」のベロは、「落ちベロ」になってしまっていて、この状態は頭痛や肩こり、便秘、風邪やインフルエンザ、冷え症や便秘、睡眠障害など不調の要因になるそうです。これらは、すべて「ベロは、生きることに欠かせない呼吸の機能と深く大きく関わっている」からだそう。
    落ちベロになると口呼吸になり、ばい菌やウィルスもどんどん口から体へと侵入してしまいます。

    美容にも大問題です。
    恐怖の落ちベロ。

    それだけでなく、ほうれい線や二重あご、まぶたのたるみなど美にも大きく関わるというから、見逃せません! 日頃からベロを動かさないでいると、顔の筋肉が衰えて表情が乏しくなり、顔全体がだらんと垂れ下がってくるとか。ギャー。一生懸命に顔のマッサージに励むのも重要ですが、ベロトレも、美容に必須だったとは。

    「ベー」とベロを出して、どこまで出たら正解?

    ベロが下唇にかかる程度しか出なかったり、ちょっとしか出ない人は要注意とか。元気にあごの辺りまでベロが出て、のどちんこがしっかり見えるようにベロを鍛えましょう。

    今日からはじめよう。
    おうちベロトレ&マスク隠しベロトレ。

    ほぼ筋肉でできているというベロ。今井先生によれば、誰でも、何歳からでも鍛え直せるそうです。
    今回は基本のベロトレを2つ、ご紹介いただきました。

    毎日お風呂で、おうちベロトレ

    口の中が乾燥しない方がいいので、おすすめは入浴中とか。
    1日30セットを目安に、今日から習慣にしましょう!

    マスクに隠れて、外出中ベロトレ

    さらに、マスクをつけている時間に効果的にできる外出中ベロトレもご紹介します。

    「舌トレ」の本には、その他たるみを撃退するベロトレや、ベロ回し、さまざまな不調とベロの関係などが丁寧に解説されていますので、ぜひさらに「ベロトレ」を積極的に取り入れたい方が読んでみてください。

    「どこでもマスクを付けるようになりますます表情筋が衰えていってしまいます。
    リモートワークで食事も簡素になりがち、噛む力も弱くなります。
    コロナ自粛で運動不足なのは、手足だけでなく顔周りの筋肉も同じです。
    あいうべ体操を習慣化してハリ、ツヤのある顔に。鼻呼吸(びこきゅう)は美呼吸(びこきゅう)繋がります。」
    (今井)

    今回おしゃべりした方
    今井 一彰さん

    みらいクリニック院長。東洋医学会漢方専門医
    「病気は口からやってくる」という理論のもと、舌を鍛えて口呼吸を花呼吸に変えることで自然治癒力を高め、可能な限り薬を使わないで病気を治すことを目指した治療を行っている。
    「世界一受けたい授業」「名医のTHE太鼓判!」「林修の今でしょ!講座」「あさイチ」「ジョプチューン」など多数のテレビ出演ほか、新聞・雑誌などでの取材、講演など精力的に活動をしている。