草花木果の“中の人”が、とことんプライベートなことを雑談スタイルでおしゃべりする実録スタイルコラム、『告白シリーズ』の2回目に登場するのは、宣伝担当のリケジョK。 この日は、緊急事態宣言下だったのでオンラインおしゃべりとなりました。おしゃべりしてみると、Kは、コロナ禍の新しい働き方スタイルで植物と過ごす時間が圧倒的に増えているようです。
リモートワークで変わってきた、植物との暮らし方。
「前回登場のYさんから、“休日に何をしていますか?”という質問をいただいたそうですが、私の場合は植物の世話をしていることが多いですね。
こう言うと、まるで優雅なガーデニングを楽しんでいるようにも聞こえるかもしれないですが、いやはや、それとは大違い(笑)。これが結構大変で。
実は3年前に両親が遠方に移住して、実家として住んでいた一軒家が、いきなり一人暮らしの住まいとなったんです。その環境に初めはなかなか慣れなくて、ガーデニング好きの父が残したお庭もボロボロになってしまっていました。
そんな中でのコロナ禍で、リモートワークも多くなったことなどもあって家事や仕事のちょっとした合間にも植物のお手入れをするようになりました。植物を育てるというよりボロボロになったお庭を整えることから始めたガーデニングでしたが、どんどん楽しくなってきています。
今ではほぼ毎日朝夕、庭の植物と触れ合う時間がありますね。この間のゴールデンウィークも、雑草取りに追われていたら終わってしまいました(笑)。最近では、植物の種類によってあげる水の量を変えたり、なんていうこともできるようになってきたんですよ。」
植物は、とにかくたくましい。
「そんな私のお気に入りガーデニンググッズは、ノコギリ(笑)。
以前も、家の裏に生えてお隣まで侵食し始めた木をガガっと切り倒したりもしましたし、刈るのが大好き。自然の植物って本当に力強くて、高枝切りバサミとかじゃ太刀打ちできないんです。
今、お風呂の窓に巻きついて花を咲かせているジャスミンも、日に日に電柱の方までぐんぐん伸びていくので、咲き終わったら刈らないと。5月末にはさっぱりと刈って裸にしようと思いますが、それでもたぶん来年はまたわさっと茂って花を咲かせてくれると思います。
この3年、自分の家の庭と付き合いながらわかってきたんですが、植物って本当にたくましい。
私には、いつか草花木果ブランドとしての農園を作りたいという夢があるんですが、自然の恵みをいただいている草花木果だからこそ、その素晴らしい効果だけでなく、成長過程で起こるさまざまな大変なことや、台風なども経て育ち続ける想像以上のたくましさを、もっと近くで感じたいな、と思っているんです。
実際に植物を育てることで、自分たちのブランドでやるべきことがもっと鋭敏に感じ取れるようになるのではないかと思います。」
日本らしさを、今より主張していきたい。
「化粧品のお仕事をし始めてから、もう9年目。
私が草花木果ブランドを初めて知ったのは大学生の頃、タイから留学で日本に来ていた友人の紹介でした。日本らしい化粧品を探していたら草花木果に出会った、とその彼女が言っていましたね。
その頃に感じた印象などもあるせいか、いずれ草花木果ブランドを日本の価値を代弁できるようなブランドにしたいと強く思っています。私自身が宣伝コミュニケーションの担当として、もっと頑張っていかないといけないですね。
仕事をする時に私は、“いい事だけを伝えようとしない”ということを、いつも気をつけているんです。
もちろん自分たちのブランドのアイテムは全部大好きなので、新製品などをご紹介させていただく際にも力が入って、いい事ばかりをたくさん言い続けたくなります。でもそんな風に一方通行だと、もしかしたらお客さまの違う角度でのご意見などを聞き逃してしまうかもしれない。もしも、私たちのブランドに対しての批判的なご意見があったとしても、それこそがしっかりとキャッチしなければならないことだと思っています。
植物がぐんぐん育つためにとても必要なことの1つに“土をやわらかくする”ということがあります。
肥料をあげることより、とにかく土をやわらかく耕すことで、少しのお水でもスッと入っていく感じがある。私は、これこそが肌にも仕事にも当てはまると感じています。土台となる肌がカチカチのまま、どんなにいい美容液をいきなりつけてもその効果は発揮されない。そして仕事も、頭がカチカチのまま自分の意見だけに凝り固まっていると、たぶん何も伝わらない。やわらかい土で植物がのびのびと育つように、肌も、仕事も、いつもやわらかさを土台にしていきたいと思っています。」
私的お気に入りアイテムは、この2品!
「草花木果のアイテムの中で、私が必ず毎日使っているのは
“ゆずの恵み美容オイル”ですね。これを使うと使わないとでは、スキンケアの浸透感が全然違います。
まさに、スコップで土をやわらかく耕すように、肌を上質なうるおいでやわらかく整えてくれるアイテムです。
あとは、“エンリッチクリーム”が大好きです。
翌日の肌がもっちりとしていて、ちゃんとうるおっている実感があります。表面上のしっとり感だけでなく、ちゃんと肌の奥(角層)のすみずみまでうるおっている実感があります。」
鋭敏に感じ取れるセンサーを磨いていきたい。
「実は最近、以前は感じることのできなかったことを“実感”できるようになっています。
たとえばお米の味がその1つで、以前はどんなお米を食べても同じような味としか感じなかったのだけど、今は違います。これも植物との関わり合いが深まってきて、旬を意識したり土を考えたりするうちに、自分自身のセンサーが再稼働したからではないかな、と思っているんです。
自分の五感のすべてを整えて、いろいろなことを鋭敏に捉えられる人として成長していきたいし、草花木果もそんなブランドでありつづけたいですね。」